世界に誇る日本ワイン
ドメーヌ・タカヒコ
Domaine Takahiko
北海道・余市 丁寧な仕事ぶりのうかがえる美しいブドウ畑をたずねました
いつも曽我さんのSNSの写真で畑やブドウの美しさに惚れ惚れしていましたが、実際に見ることができ、大感激。きっちりと整った美しい畑が一面に広がります。タカヒコさんのところではボトリティス(灰カビ)もブラン・ド・ノワールとして仕込むそうなので収穫したブドウはその場で健全なブドウとボトリティスと2つに分けていきます。ほとんど捨てるものはないということを知り、ブドウへの深い愛情を感じました。
今年はボトリティスは少なめですが、天候の関係か収量も少ないということでなかなか大変な様です。
とはいえ艶々に輝く美しいブドウを見ると、日々の丁寧な仕事の賜物なのだと感嘆。<意外だったのはステンレスタンクがないということ。タカヒコさんのワインは綺麗さもあるので勝手にステンレスタンクだと思い込んでいましたが、基本理念は「昔ながらの醸造方法」ということで、設備もいたってシンプル、最小限のもののみでした。
大切なのは微生物たちにとって心地よい環境であることでそのための「入れ物」は何でもよいということです。
その中で、最新の考え方を取り入れらるところは取り入れつつ、「人」、「文化」、「歴史」、「風土」を感じられるワイン造りを行っていらっしゃいます。
そして、クローンごとに仕込んでいるというのも驚きでした。
実際に試飲させていただくとやはり味わいが異なります。収穫のお手伝いということで伺い、たかだか数時間やっただけですが北海道という地での農作業の大変さを身を持って体験することが出来ました。これを毎日やっていらっしゃると思うと本当に頭が下がります。
改めて、良いワインは良いブドウからということを感じました。
曽我さんに色々なお話をきけたことも素晴らしい収穫となりました。