サヴォワ、固有品種グランジェのスペシャリスト
ドメーヌ・ベリュアール
Domaine Belluard
標高はなんと450m!
固有品種グランジェの最も重要な栽培家ドメーヌ・ベリュアールは、モンブランの麓、標高450mというアルプスの高地に位置する特異なドメーヌだ。
この地エーズAyseは22あるサヴォアのクリュの1つでサヴォアの僅か2%に過ぎない。
しかしこのクリュの特徴は固有品種グランジェGringet(グランジェ)だ!しかもグランジェは、ローマ人がぶどうを持ち込む前からここでされていた固有種とみなされている。
グランジェは世界でもサヴォアでしか栽培されておらず、栽培面積は僅か22ha。 10haからなるベリュアールは、最も重要な栽培グランジェの栽培家と云えよう。
澄み切ったアルプスのような味わい
1947年父が果樹園を切り開きぶどうに植え替えたことにより設立されたこのドメーヌは、現在ドミニクにより取り仕切られている。1988年ドメーヌを受継いだドニミクは、従来の化学物質を使用した農業ではぶどうの樹の成長がうまくいかないことに気付き、ビオディナミに転換。
そして、澄み切ったまさにアルプスそのものの味わいのワインを世に送り出している。