やや深いガーネット色。苺など赤い果実のドライルフルーツ、グリオットチェリーのコンフィチュールなどやや充実感のある果実香に、ドライいちじく、クローブやオールスパイス、木の皮など深みやコクを感じさせる香りが加わり、例年に比べて果実味は凝縮感があり落ち着いた印象を受けます。軽やかなタッチでしなやかに口中へと馴染み、伸びやかな酸は充実した風味に繊細な飲み心地や上品な様子を与え、赤い果実のドライフルーツなどエキスの緻密な果実味に甘苦いスパイスのニュアンスが絡み合いながら広がります。ピュアで若々しい果実味や繊細さ、エネルギーのある酒質、深みや複雑さなどが調和した味わいで、今後の熟成の過程で更に複雑性に富みエレガントで凛とした様子に磨きがかかることでしょう。
クリスチャン・ヴニエは、若い頃から自然派ワインに興味を抱いており、1995年に従兄弟のティエリー・ピュズラと一緒に農業学校に入学しました。農薬の害などについて農民や周辺住民が知らなかった時代に、ルネ・モスやジュー・ピトン達とも一緒に、当時としては革新的な有機栽培を学びました。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方
[タイプ]赤・辛口
[品種]ピノ・ノワール100%
[アルコール度数]13%
[醸造について]全房でセミマセラシオンカルボニック。50%ずつ樽とタンクで発酵と熟成させて、瓶詰め前にブレンド。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・ロワール地方
[農法]ビオロジック
[所有畑]8ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。