果樹では非常に難しいとされる無農薬、無肥料栽培を実現。
「リンゴを用いて表現できるもの、形の残るものを造りたい」という想いから、たどり着いたのがシードル造りでした。
こちらはリンゴと同じ畑に育つカリンを使用したシードル。カリンの芳醇な香りが華やかです。
■ワイン情報
[産地]イタリア アルト・アディジェ
[タイプ]シードル
[品種]りんご(トッパス、ゴルドラッシュ)、カリン(樹齢約20年)
[土壌]砂質、粘土質(トゥーフォ土壌)
[アルコール度数]6%
[醸造について]収穫後、破砕・圧搾。小型のタンクにて緩やかに醗酵を行う。醗酵後、オリが若干残る程度にオリ引きを行う。保存しておいたリンゴ果汁と微量の酵母を加えてボトル詰め、瓶内二次醗酵。スボッカトゥーラ(オリ抜き)せず、そのままリリース。収穫からボトル詰めまで SO2 を一切添加しない。
■ワイナリー情報
[継承年]1994年
[栽培方法]無農薬、無肥料栽培
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2018.6月上旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
マルメロの華やかな香りに胸キュン♡
クリアで爽やかな、この夏常備したいシードル
【ティスティングメモより】

【好き】 酸とミネラルもしっかりある薄甘白ワインが大好物。 マセラシオンしたバランスのいいワインも好き。
【苦手】 苦みが強いワイン&石油香は×
抜栓直後に試飲しました。
フレッシュな洋梨や洋梨コンポートのようないい芳香で、香りだけで美味しそうです。
味わいは香りのイメージとは裏腹にしっかりとドライで、酸も程よく効いているのでバランスが良いです。シードルというと大半は酵母の香りが強めのものが多いですがこれは透明感と清涼感があるタイプ。アフターの収斂味も食欲をそそるのでアペリティフはもちろん、食中酒としてもOKです。
春菊とカブのサラダなど、ほのかな苦みのある食材と相性が良いのではないかと思います。
