ソーヴィニョン・ブラン30%、シャルドネ25%、ルーサンヌ25%、グルナッシュ・ブラン20%、でつくった白ワイン。
“Nedjma”は、アラビア語で「星」という意味で、アラビア語圏では女性の名前としてもつかわれる。ヨーロッパが移民に対して、排他的な空気に包まれることを良しとしない、ジル・アゾーニがあえてアラビア語の名前をつけました。

ビオロジック栽培のムーブメントをよりいっそう広めたい
ピエール・オヴェルノワ、クロード・クルトワらを敬愛し、「亜硫酸無添加が絶対条件。ワインにブドウ以外のものは入れない」を信条とする、ジル・アゾーニのドメーヌ。ジルはパリで生まれ、ヴォルネイでの修業後、1983年、アルデッシュの静かな渓谷の山間でドメーヌ開設。畑はつい近年まで携帯電話も通じない、孤絶した地域であった。「ブドウはイエス・キリスト。畑は聖母マリア。造り手は二人に従う羊飼いである」を哲学に、真摯かつ情熱的なワイン造りで、濃いばかりで単調になりがちな地域のシラーやグルナッシュから、熟成後にブルゴーニュも及ばないほど繊細で複雑な美しいワインを生む。2016年から息子のアントナンが醸造に加わり、ワイナリー名義も息子の名に変更したが、当面はジルもワイナリーに残り、アントナンを手助けしている。アントナンの加入後はワイナリーの形態もネゴシアンへと変わり、アルデッシュの数人ブドウ栽培家達と契約している。栽培家の中には、やがてはヴィニュロンになろうという人もいて、アントナン達から醸造を学び、ワイナリーを立ち上げる若手も出ている。(インポーター資料より)
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■ワイン情報
[産地]フランス ローヌ地方アルディッシュ レ・サルレ村
[タイプ]白・辛口
[品種]ソーヴィニョン・ブラン30%、シャルドネ25%、ルーサンヌ25%、グルナッシュ・ブラン20%
[アルコール度数]14.5%
[醸造について]30日間アルコール発酵、ステンレスタンクで8か月間熟成。無濾過 SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[産地]フランス ローヌ地方アルディッシュ レ・サルレ村
[設立年]1983年
[栽培方法]ビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2025.4月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)

スパイシー
【ティスティングメモより】

【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓直後に飲みました。
薄濁りで、すこーし赤みのあるゴールドです。
セラーから出してすぐ飲みましたので、温度は15度前後と思われます。非常に穏やかな香りです。フレッシュな果実の香りに加えて、赤リンゴの蜜の甘やかな香り。
ツンっと鼻腔に刺激的なのは、アルコールが14.5%と高いせいでしょう。
口に含むと、ほんの少しですがとろみを感じます。
ほんのりとした甘みを感じる優しい口当たりで、酸もボリュームがあって、どちらかというと骨太なワインです。リンゴのコンポート、みたいな。
中盤からアフターにかけてスパイシーさが出てきて持続します。
白いお肉を香辛料を使って調理したものがいいかもしれません。