耕作放棄されていた畑の再生から初リリースを経てようやく3年目を迎えた、クレイグ渾身のキュヴェ。わずか300本しか生産されないため、南アフリカと日本の独占キュヴェです。この畑の周辺では野生のヒヒや、家畜のロバや牛、クレイグの愛犬たちが、この土地を我が物顔でくつろぎながら過ごしていることから、彼らに親しみを込めて「社交的」という意味を持つ「ドッグタウン」と名付けました。ラベルの写真は妻のカーラが散歩の途中で撮影したもので、動物たちはまるで撮影会のようにカメラに向かってポージングをしていたと言います。
テスタロンガはスワートランドのラマーシュックという、南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで、醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立を果たした自身のワイナリーです。
拠点を置くパードベルグと同地区に、花崗岩で構成される11haの土地を借り、ビオロジック栽培でシュナン・ブランを栽培するほか、ラマーシュックが所有する畑のブドウを購入して、自身のワインを造っています。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。
信頼するブドウ農家からの購入や、知人の農家も巻き込んで、西ケープ州に点在する放置された高樹齢の畑を借り、自身で耕作し復活をさせるなどして、有機栽培のブドウを採用しています。ブドウがワインになってゆくプロセスを最小限の干渉で見守り、その年の出来を最大限に生かすワインを造り出します。全ての工程において添加するものは何も無く、条件の良いヴィンテージでは、瓶詰め時のSO2も添加しません。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]南アフリカ 西ケープタウン州 スワートランド
[タイプ]白・辛口
[品種]シュナン・ブラン100%(樹齢45年)
[土壌]花崗岩
[アルコール度数]12%
[醸造について]フレンチオーク古樽(500L)にて野生酵母による自然発酵で発酵。SO2(亜硫酸塩)無添加 無清澄・無濾過
■ワイナリー情報
[本拠地]南アフリカ 西ケープタウン州 スワートランド
[生産者]クレイグ・ホーキンス
[設立年]2008年
[栽培方法]ビオロジック(手摘みで収穫)
[所有畑]11ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。