桃や洋梨の果実とオレンジピール的な苦みや柑橘系の明るい酸 、2019VTよりも若干多い残糖感が味わいの膨らみをより感じさせつつ、アフターの軽やかなタンニンが全体を締め、口福で満たされたハッピーな味わいが広がります。
ガス感は弱く、ゴクゴク飲み進められるワインで、爽やかで果実味が前面に出るドライ過ぎないスタイルでありながら、程よく締まった酸とミネラル感を感じられ、春から夏にかけては勿論、1年を通じて楽しめる1本です。
アーバンワイナリーという言葉も一般的になってきましたが、その先駆者でもあり、ニューワールドにおけるナチュラルワイン界の重要生産者であるブロックセラーズ。
オーナーのクリス・ブロックウェイは、生まれ育ったネブラスカ州のオマハ、その後移住したシアトル、ロサンゼルスを経て、バークレーを本拠地としています。
彼のカーヴは2つのスペースから構成されています。1つは複数のステンレスタンク、コンクリートタンク、木製の大樽で埋められたカーヴ、もう1つはバリックと卵型のコンクリートタンクが配置されたカーヴです。発酵はすべて天然酵母で行い、ほとんどの場合、亜硫酸を使用していませんが、ワインの状態によって必要であれば、ワインに完全に馴染むようにするため、瓶詰めの4週間ほど前に極少量を加えます。(インポーター資料より)
※このワインは王冠が使用されています。
■ワイン情報
[産地]アメリカ カリフォルニア州
[タイプ]微発泡・ロゼ・辛口
[品種]ヴェルディギエ100%(樹齢約60年)
[土壌]砂質で貝殻の化石が混じった石灰質土壌
[アルコール度数]11.5%
[醸造について]全房でダイレクトプレスされ、ステンレスタンクで発酵させた後、発酵を止めるためにワインを冷却、その後樽で熟成させ瓶詰め。11か月間横にした状態で瓶熟成し、手でデゴルジュマンした後リリース。
■ワイナリー情報
[本拠地]アメリカ カリフォルニア バークレー
[生産者]クリス・ブロックウェイ
[ブドウについて]有機栽培またはビオディナミ農法で栽培されたブドウを買い付けている
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。