Olberg(オルベルグ)丘の急斜面にあるMolhin(メーリン)は1950年代に植えられたピノブランがメインで、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植されている畑であり、シュヴァルツヴァルト森に囲まれて様々な小動物と百合の花が数種類咲くのが特徴の生物多様性が豊な畑である。ラントヴァインなので丘の名前オルベルグはラベルに記載できなく、そのためこの丘のふもとに流れる小川「メーリン」川をキュヴェ名にした。
新世代の旗手となる造り手ヴァーゼンハウスは、ドイツの南西部にあり、フランス国境も近く、アルザスのコルマールへは車で約1時間、ブルゴーニュのボーヌへでも約3時間で行ける場所です。
蔵の名前「ヴァーゼンハウス」はクリストフが育った家と農園に付いていた名前で、町から外れ、牧草地や畑に囲まれたヴァ―ゼン(畑や草原の意味)の家という意味です。
クリストフの両親は農業・酪農に関わっており、「ヴァ―ゼンハウス」で自然、農業とブドウ畑に囲まれて、子供の頃からオーガニックやビオディナミに触れていました。
2013年、オーストリアの首都ウイーンに留学して農業大学に通っていたクリストフはベルナール・ファン・ベルグ(現在ワイン造りはしていない)にて研修を始め、アレクサンダーと出合います。
その後ブルゴーニュの錚々たる造り手で研鑽を積んだクリストフとアレクサンダーは2016年の初頭に急斜面で機械が入れないブドウ畑を手に入れ、自社畑のブドウと買いブドウで念願のワイン造りをスタートさせました。
世界的にも非常に注目されるバーデンで、早々にカルト的な注目を集める造り手ですが、毛細血管のように張り巡らされた細やかな構造は、このワインの潔癖でストイックな一面を如実に反映しています。驚くほどのポテンシャルの高さ、訴えかけてくるような外交的なワインとは性格が異なりますが、じっくりと向き合うことにより、向き合った時間以上の価値を教えてくれるワインです。
(インポーター資料より)
※少量入荷の為、お一人様1本とさせていただきます。
■ワイン情報
[産地]ドイツ バーデン地方
[タイプ]白・辛口
[品種]ヴァイスブルグンダー(ピノブラン)が主体、シャスラ、シャルドネ、エルブリングも少し混植(樹齢70年)
[アルコール度数]12.5%
[土壌]粘土石灰質
[醸造について]全房でダイレクトプレス。228リットルの古樽に入れてアルコール発酵、最後に軽いバトナージュ。そのまま樽で澱引きしないシュールリーで12か月熟成、
その後ステンレスタンクで6か月間熟成。フィルター無し。
■ワイナリー情報
[本拠地]ドイツ バーデン地方
[生産者]クリストフ、アレクサンダー
[所有畑]2ha
[栽培について]自社畑は有機栽培で、ビオディナミも少しずつ取り入れている
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。