ルーリエとは、19世紀に商品などを運ぶための「3頭の馬を連結させた荷車」を操縦する職人の呼称のこと。馬に関するビジネスを行っていた父へのリスペクトを込めてこの名を付けました。
淡くクリアなルビー色の外観。フレッシュなダークチェリーや煮詰めたイチゴ、ブルーベリーと言った小粒な果実の香りが溢れます。更にスミレのフローラルな香りや白胡椒的なスパイスの香りも感じられます。明るい果実の香りが主体ですが、若干の腐葉土の香りや杉、レザーの香りがちょっとしたアクセントになっており、複雑さを増しています。
味わいはフレッシュフルーツをそのまま齧った様な立体的果実感に加え、軽やかなスパイス、爽やかな酸とミネラルが感じられ、明るく軽やかな質感の味わいです。不安定さは全く無く、フランの特徴であるベジタルさもあまり感じられないフレッシュ&フルーティーな質感を前面に押し出したキュヴェの為、少々冷やして楽しむことをオススメします。
相性の良い料理として、シャルキュトリーは完璧。もしくは鶏や豚と言った白身の肉をシンプルに焼き上げた料理との相性が抜群です。
2006年に独立し、常に毎年少しづつでも良い変化をさせる事をモットーとし、徐々にレベルアップをしてきました。
ワインの品質の95%は畑での仕事の質で決まると考え、健全なブドウの栽培に全力を尽くすブノワ クロー。当初から除草剤や化学肥料を使わずビオロジック農法にて栽培をし、特に剪定と土づくりを大切にし、ちょっとせっかちなノルウェー君(20才)と、おっとりとしたチューリップちゃん(10才)という良きパートナー馬たちと共に、日々畑を耕しています。
自然体でとても気持ちの良い人柄のブノワ・クローは、毎年少しづつ、そして着実に新しい畑を取得しており、新しい品種を次々と植えています。その区画にはソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、ピノドニス、ピノノワールと我々の心を揺さぶるものばかりを植樹。来年以降も楽しみでなりません。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ロワール
[タイプ]赤・辛口
[品種]カベルネ・フラン100%
[アルコール度数]12%
[土壌]粘土片岩質
[醸造について]ファイバータンクで12日間全房でマセラシオンを行い、天然酵母のみで発酵、その後フレンチオークの古樽で1年間熟成。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ロワール
[設立]2006年
[栽培]ビオロジック
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。