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努力する天才

ヴォドピーヴェッツ

Vodopivec

  

Mr.ストイックと呼ばれる所以

トリエステ県カルソ地区のほぼ中心ズゴーニコにあるヴォドピーヴェッツ家。代々農業を営んでいますが、パオロ&ヴァルテル兄弟によってワイナリーとして本格的な生産&ボトリングを開始したのは1997年のこと。カルソという土地を表現するにあたり、ヴィトフスカこそ最良のブドウであると信じ、削岩機のようなもので岩盤を砕き、岩ないし石状にし、除けておいた土を戻すという気の遠くなるような作業で、自ら開墾した畑はヴィトフスカのみを植えています。

強い風の多いカルソという地域で強いブドウを育てるために計算されつくした仕立て方法、当然のことながら一切の灌水を行わず、極稀に必要だと判断した場合にのみ牛糞をベースにした完熟堆肥を入れるが、飼料もカルソ産の一切農薬を使っていないものを与えられた、カルソで育てられた牛のものを使用。ありとあらゆる農薬を使わず、数年間はボルドー液さえも使わず、海草やミネラル、土など自然素材をベースにした薬剤のみの栽培にも挑戦。近年はこの薬剤をベースに、ボルドー液の使用は1-2回程度にとどめるようにしています。これはボルドー液の構成要素である銅が、皮に付着・残留するのを極限まで無くす(減らす)ためで、長期間の醸し醗酵を行うパオロならではの発想なのかもしれません。

パーネヴィーノのジャンフランコは狂気の沙汰ともいえるパオロの生き方、仕事に捧げる莫大な時間、労力を目にして、”俺には無理” と匙を投げ、スロヴェニアの巨人ヴァルテル・ムレチニックはパオロの畑を見て大絶賛、マッサ・ヴェッキアのファブリーツィオをして天才と言わしめる“努力する天才”です。

ワインへのリスペクト

2011年に完成した新しいセラーは壁はカルソの岩盤むき出しの状態で、セメントは天井にのみ使われ、そこに塗られた塗料も土をベースにした天然素材のもの。円が2つくっついたような形をしているのは、パオロが角(かど)のある構造を嫌ったため。大気もエネルギーもある程度均等に循環させるためには大切だと彼は言います。セラーから出て、電源を切ると、セラー内には完全に電流が流れない状態になり、これも電磁波の影響なくワインをゆっくり休ませてあげるためとのこと。


アンフォラ(テラコッタ製の甕)


パオロは、自身の考える理想のワイン造りが最終的には“いかにタイミングを計るか”という1点に集約するのだと言っています。
「俺が目指しているワイン造りは、引く数をいかにゼロに近づけられるかってことなんだ。多くの造り手は、ブドウが元々持つ100(完全)を醸造というマジックで101にも200にもできるって考えているような節があるけど、俺はそうは思わない。その年の自然が余すことなく表現されたブドウこそが完全なのであって、ヒトはそれに対してプラス要素を与えることなどできない、それがナチュラルワインであるのならばね。」(インポーター資料より抜粋)

どこまでも進化、深化し続けるパオロ・ヴォドピーヴェッツ。
テロワールを純粋なまでに表現した結果行き着いた彼のワインは時を経てさらなる真価を見せてくれることでしょう。

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