レ・パレンヌという区画から造られるカベルネ・フラン。ブラックチェリーやプラムの香り。軽快で滑らかな口当たりの中に、しっかりと抽出されたピュアなぶどうのエキス感がワインに洗練された深みを感じさせてくれます。エレガンスで優しい余韻もまた素晴らしいです。(インポーター資料より)
※このワインには蝋封が使用されています。ワインオープナーのスクリュー部分を直接差し込み引き上げるとスムーズです。
■ワイン情報
[産地]フランス ロワール ソーミュール
[タイプ]赤・辛口
[品種]カベルネ・フラン100%
[土壌]シルト(砂より小さく粘土より粗い砕屑物)土壌に石灰の混じった土壌
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]50%全房と50%除硬で10日間マセラシオン 古樽で1年半熟成 無濾過・無清澄 SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ロワール ソーミュール
[栽培]ビオロジック、馬で耕作
[所有畑]3ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2020.12月中旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
一般的なカベルネフランのイメージ一新!
スパイシー&エレガントなカベルネ・フラン!
【ティスティングメモより】

【好き】 酸とミネラルもしっかりある薄甘白ワインが大好物。 マセラシオンしたバランスのいいワインも好き。
【苦手】 苦みが強いワイン&石油香は×
抜栓後すぐに試飲しました。
開けた直後は微かに還元的な香りを感じましたがすぐに飛びました。
熟したプラムやアメリカンチェリー、桑の実、カシスリキュールのような甘やかな香りとほうずきを思わせる心地いい青みを帯びた香りを感じます。時間とともにクローブやブラックカルダモンのようなスパイスの香りも出てきます。
味わいは香りの印象よりもエレガントでプラムやカシスの果実味も感じつつ、フランボワーズピューレのような果実味も感じます。
一般的なカベルネ・フランより青っぽさは少なく、ワインにきれいに溶け込んでいるので嫌な感じは一切しません。
個人的にカベルネ・フランが好きなのですがこのワインは苦手な方でも飲めると思います。
マルサラ入りのレバーペースト、パテ、鴨、鹿辺りのジビエ、ゴボウと牛肉の赤味噌炒め、麻婆ナスなどと合わせてみたくなりました。

【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓してから5時間後に試飲しました。
縁がピンクがかった淡めのガーネット色。香りのボリュームは中程度。
品種由来のベイジーな香り、それはトマトのヘタや、焼いたピーマンやパプリカ。
グラスを回して、嗅覚に集中すると、樽のロースト香やベーコンの燻製、獣香。ユーカリやメントールのような清涼感のある香りも、やってきました。
滑らかな口当たりに、艶のあるエキス感、細やかなタンニンがワインに複雑性をあたえています。
是非とも、このタンニンがワインに溶けこむ頃にもう一度飲んでみたいです。
ジビエや羊肉、スパイスを使った肉料理と一緒に味わいたいです。おせち料理とも◎
気づかぬうちにボトルが軽くなってしまうような魅力的な赤ワインです♡

【好き】 軽やかでチャーミングな赤、ミネラル豊かな白
【苦手】飲み疲れするような重いワイン
抜栓直後に試飲しました。
紫がかったガーネット色。
プラムやダークチェリーの香りにフランらしいベジーで野性的な香りや、クローブなどのスパイスのニュアンスもあり複雑で魅惑的な香りです。
しっとりとしたピュアな果実感としっかりとしたブドウのエキスが柔らかくまとまっていて、優しい甘みもあり身体に染み渡る味わいです。
実はあまりカベルネ・フランの青いベジーな香りが得意ではないのですが、こちらは他の要素に上手く溶け込んでいて、素直に美味しいと思いました。
鹿や羊などのジビエ料理や、中華の甜麵醬やスパイスを使用したお料理と合わせてみたいです。