非常に希少なアブリューという品種を100%使用したワイン。
(オリジナルは南西地方。果肉は真っ黒でガメイの補助品種としてロワールでも栽培されている。)
ワイン名はアブリューの頭文字を取って付けたものです。(Abouriou ⇒ A bout)
ブドウの品種「A Bout」を使った言葉遊びで、誰も知らないセパージュを思い出そうとすることと、収穫の最後に回収され、エネルギーがOUTになるからです。
微かに濁りのあるルビーレッド。
バニラビーンズやモカのような妖艶な樽のニュアンスがたまりません。熟したラズベリー、ドライ・クランベリーなどなどの落ち着いた赤い果実味。スーボワの要素もあり、非常に複雑味があります。
シナモンなどの緻密なスパイスや、リッチなタンニンがすっかり溶け込んでいます。
味わいは香りとは裏腹にフレッシュ感もあり、ふくよかな酸が喉の奥に感じられます。
ローストコーヒーのようなニュアンスや、やや熟成感のあるアフターが長く続きます。
パトリック・メイエーやシュレールなどアルザスの自然派大御所などで修業後独立した期待の新人、ジャック・フェヴリエ。彼は以前はオーストラリアのナチュール生産者、ルーシーマルゴーのアントン氏と一緒にソムリエとして働いていたこともあるそうです。
ドメーヌの名前はレザンは「葡萄」、プリュムは「羽」という意味で、奥さんのジュリーが新聞記者でもあり、ワインについていろいろな記事を書くことから、プリュムは羽(羽ばたく葡萄)でもあり、万年筆(昔の万年筆は鳥の羽だった為)という意味も込めてその名前にしました。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方 ペイ・ナンテ地区
[タイプ]赤・辛口
[品種]アブリュー100%(樹齢30年)
[土壌]シスト
[アルコール度数]13.2%
[醸造について]全房のままの葡萄を12日間のマセラシオン・カルボニック。最初にグラスファイバー製タンク、アルコール発酵の最後・マロラクティック発酵後は木樽を使用。古樽にて8カ月間熟成後、グラスファイバー製タンクにて2か月間の熟成。 SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・ロワール地方 ペイ・ナンテ地区アンスニ
[設立年]2014年
[生産者]ジャック・フェヴリエ
[所有畑]6ha
[農法]ビオロジック農法
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。