サワーチェリー、ミント、焼杉、カカオなど重層的な香りで、複雑な構成の洋菓子をイメージします。口中ではアタックの黒糖のような甘みが少しの酸をともない、プルーンなど熟したストーンフルーツ様の果実味となってひたひたと伸びます。アフターに炭火珈琲のような心地よい苦み、抜栓直後はやや硬い印象ですが、一晩程度で香りは温かみを増し、味わいもグーンとやわらかくなりました。
前年までメルローと甲斐ノワールとのブレンドでしたが、2020年は甲斐ノワールが激減したため品種構成を大胆に変更、各品種の個性が生かされるよう比率を考慮し、山梨市産の5品種のアッサンブラージュで樽熟成しました。
アメリカンオーク由来のロースト感と甘みが特徴的で、厚切りベーコンやソーセージ、ハンバーグ等グリル肉料理、シラーも効いているのでラムチャップやシェーパーズパイとも相性が良いです。(ワイナリー資料より)
■ワイン情報
[産地]山梨県山梨市
[タイプ]赤・辛口
[品種]メルロー35%、シラー33%、甲斐ノワール22%、ピノ・ノワール8%、マスカット・ベイリーA2%
[アルコール度数]12%
■ワイナリー情報
[自社畑]0.69ha
[生産数]1259本(720ml瓶換算)