キュヴェ名の由来は白樫に囲まれた区画だった事から。

濁りのある黄色い外観。黄色い小さな花のようなフローラルな香りや洋梨、マンゴー、黄桃、パイナップルと言った南国系果実的な熟れた香りがグラスから溢れます。 乾燥したオレンジの皮、アーモンド、アニス、紅茶の様な香ばしいフレーバーも加わり、時間の経過と共に、その複雑な香りに、更にドライフルーツの様な凝縮した果実の香りも加わってきます。
過熟感のある味わいながらも活き活きとした酸が素晴らしく、果実が立体的に感じられるような素晴らしいバランスを感じられます。 パイナップルやマンゴーの様な熟れた甘酸っぱい果実のニュアンスがありつつも、アフターに少々のビター感があり、フィニッシュはドライに仕上がっており、紅茶のような細かいタンニンが味わいを引き締めます。
余韻も非常に長く、大きめのグラスでゆっくりと味わうことが出来る、素晴らしいワインです。

ドメーヌ オジルはアルディッシュ南部にある5代目の農園で、現在はジャン=ダニエル(兄)とトマ(弟)の若くて勢いのあるオジル兄弟が運営しています。
2013年に、この地域のナチュラルワイン先駆者であるジル アゾーニのもとで修行をつみ、亜硫酸を添加しないナチュラルワインを造る経験と自信を持ったトマがドメーヌに加わり、葡萄を含めた様々な果実を販売していた組合から脱却するために、自社でのワイン醸造と瓶詰めを行うことにしました。
所有する計16ヘクタールの畑では、葡萄以外にもオリーブ(2ha)、桃、ラベンダー(3ha)、野菜なども栽培しています。
現在でも収穫した葡萄の半分は友人のワイン生産者に売却しており、アントワーヌ アゾーニへも販売を継続しています。なお全ての農法はオーガニック認証を受けており、ビオディナミ農法も実践しています。
（インポーター資料より）

※ボトルによっては、こちらのワインには大量にオリが入っておりますが、身体への影響はございません。

■ワイン情報
[産地]フランス・ローヌ地方アルディッシュ地区
[タイプ]白・辛口
[品種]マルサンヌ70％、ソーヴィニヨンブラン30％
[土壌]粘土石灰質
[アルコール度数]13.5％
[醸造について]マルサンヌは除梗し7日間マセラシオン。ソーヴィニヨン ブランは過熟させた状態で収穫し全房で5日間マセラシオンさせた後にプレス。7か月間古樽で熟成。SO2（亜硫酸塩）無添加

■ワイナリー情報
[本拠地]フランス・ローヌ地方アルディッシュ地区
[生産者]トマ・オジル、ジャン＝ダニエル・オジル
[栽培]ビオロジック
[所有畑]2.5ha

酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩（酸化防止剤）含有」と表記されている場合があります。