グレープフルーツ、砂糖漬けのレモンピール、白桃の香りに加えコリアンダーシードやアカシア、温度があがるとハチミツ、紅茶のニュアンスも加わり複雑。甘みがあり、なめらかな口当たりで溶け込んだ丸みのある酸がしっかりあり余韻も長い。時間が経過をしても力強い印象で単なる甘口ではなく飲み飽きない酸や落ち着いた渋みもある。
今から2021年ごろまで、フレッシュな果実味のある味わいが続く。2022~2026年、熟成によるオイリーさと香ばしさがでてくるだろう。冷やし気味の温度(10℃)から、室温に温度を上げつつ、変化を楽しんでいただきたい。
あの大震災の後、こんな言葉に出会いました。
「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」江戸時代、清貧の儒学者、中根東里(1694~1765)が佐野にひらいた村塾の壁書(磯田道史著「日本人の叡智」新潮新書より)。
“Here Comes The Moon:ほら、月が顔を出すよ”という歌もありました。
さあ、ご一緒に昇るお月さまを待ちましょう。
この自然の酸味と真のエレガンスを感じる香り高きワインを、ゆっくり楽しみながら。(ワイナリー資料より)
※こちらのワインは背の高いボトルの為ギフトボックスのご用意がありません。ギフトをご希望の場合は簡易ラッピングとなりますのでご了承ください。
■ワイン情報
[産地]北海道余市郡余市町
[タイプ]白・辛口
[品種]ケルナー97%、ソーヴィニョン・ブラン3%
[アルコール度数]13%
[醸造について]野生酵母で2~5か月半発酵、一部は酵母醗酵後樽に移し、MLF(マロラクティック醗酵)
ステンレスタンクで約4か月熟成 澱引き・ブレンド後、2か月追熟 澱引き後、ろ過を行いながらビン詰
■ワイナリー情報
[創業]1950年代、山の急斜面に葡萄畑を開墾