マルセル・ラピエール氏の造りをそのままに、気軽にガブガブ飲める赤ワインが、この“レザン・ゴーロワ”。
ACモルゴンの区画のガメイ100%で造られるこのワインは、いわば「プチ モルゴン」とも言うべきキュヴェです。
透明感のあるルビー色。フレッシュな苺をギュッと詰め込んだような香り。時間とともにイチゴジャムの様な凝縮した香りに変化していきます。
2018年はカラメルっぽさも感じるほど果実が凝縮していましたが、2019年は強烈な果実の凝縮を酸が支えているスタイル。口に含んだ瞬間、瑞々しいフルーツや口の中で赤い果実を潰したようなフレッシュでジューシーな果実味が口内で溢れ、思わず顔が緩んでしまいます。果実味の質感も直線的ではなく、丸い果実味で、酸の下支えもあり非常にエレガント。2018年があまおうだけで造ったイチゴジュースと例えるなら、2019年はとちおとめも使ってバランスとエレガントさを際立たせたようなスタイルになっています。真の意味で透明感の有る丸い液体と言えるレザンゴーロワ。
恵まれた天候、三世代に渡って守られてきたモルゴン村の大地、そして、エネルギッシュでとても温かいモルゴンの人たち、ラピエールのワインは天・地・人がぎっしりと詰まったワイン。目を見張るような2019年、どうぞお楽しみください!(インポーター資料より)
※このワインはスクリューキャップが使用されています。
■ワイン情報
[産地]フランス ボージョレ地方
[タイプ]赤・辛口
[品種]ガメイ100%
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]ステンレスタンクで発酵・熟成
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ボージョレ モルゴン
[収穫]完全な手作業
[畑]1981年からビオロジック
[醸造について]醸造における全ての過程で、酸化防止剤となる亜硫酸は用いず、瓶詰めはノンフィルターで行われ、顧客の要望に合わせて若干の亜硫酸を添加
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2015年6月上旬にマルセル・ラピエールを訪問してきました!
スタッフblogからご覧いただけます。
2021.1月上旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
苺の香りでいっぱい!スルスルと身体に染み渡るチャーミングなガメイ。
【ティスティングメモより】
【好き】 軽やかでチャーミングな赤、ミネラル豊かな白
【苦手】飲み疲れするような重いワイン
抜栓3日目と4日目に試飲しました。
明るめのルビー色に、フレッシュストロベリーのようなチャーミングな香りで思わず笑顔になってしまいます。
味わいも瑞々しいイチゴを頬張ったかのようなジューシーさです。とは言っても水っぽさはなく、まるで、味の濃い凝縮感のあるイチゴのよう。飲み心地はとにかくピュアで、きれいな酸がとてもエレガントです。こういう赤ワインは飲みつかれずスルスルと身体に染み渡るように感じます。
4日目の試飲でも、少し落ち着いた感じはありますが、まだまだフレッシュ感は健在、香りも良くネガティブな要素は見当たりません。抜栓後ゆっくり楽しめるところも、味わい的にも軽く飲みたい時に重宝します。
ワインだけでも楽しめそうですが、フレッシュチーズと苺を合わせたものや、チーズケーキのようなスイーツとも意外と合いそうです。

【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓後すぐ、翌日、翌々日に試飲しました。
室内の温度も冷えているので、還元香も閉じ気味。ドライハイビスカスティーリーフ、ドライイチゴ、甘草、塩昆布のような旨味の詰まった香り。
味わいは若々しい酸味、もぎたてのイチゴをかじったような雰囲気もありつつ。
かるく煮た苺のコンポートのような甘やかさも、じわじわとやってきます。果実味のボリュームは中程度で、一日目はまだいろいろな要素がばらついた印象でした。
翌日はスムーズな飲み心地にびっくり!滑らかで、いちごの香りに包まれながら...。バランスが美しくとれていて、スルスルといけます!
翌々日はさらに滑らか&スムーズ。大御所マルセル・ラピエールのつくるナチュールの魅力を体感できました。
ワインは一日にして成らず。