ほのかにピンクがかったサンセットオレンジ。 白い花のアロマに、瑞々しくフレッシュなピーチネクターの果肉感を思わせる果実味。柑橘系の要素もあります。はまぐりやホンビノス貝の出汁のよう、海の旨みを凝縮したような味わい。 新鮮な桃をかじったような爽やかな酸と緻密なタンニンがあり、後味にも塩っ気や、桃の余韻が感じられます。
2014年にオリヴィエ・コエンが立ち上げたレ・ヴィーニュ・ド・オリヴィエは、すでにラングドックの自然派ワインに欠かせない存在となっています。
大学時代、法律を学びながらニースの人気自然派カーヴ、ラ・パー・デ・ザンジュで働いていたオリヴィエは、その後いくつかの生産者たちから栽培、醸造を学び、3年後、自分のドメーヌを立ち上げました。
ワインが美味しいのはもちろんですが、底抜けに明るい性格もまた魅力で彼の周りにはいつも人が集まってしまう、まさに太陽のような存在として自然派ワインの世界を盛り上げています。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス/ラングドック
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]クレレット50%(アクセル・プリュファーの葡萄)サンソー50%
[土壌]シスト
[アルコール度数]13%
[醸造について]房のままの葡萄を使用。サンソーはダイレクトプレスし、クレレットは7日間のマセラシオンをし、ルモンタージュを少々行う。全て圧搾し、熟成前にブレンド。グラスファイバー製タンクを使用し発酵、そして2.5か月間の熟成。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス/ラングドック
[生産者]オリヴィエ・コエン
[設立年]2014年
[栽培方法]ビオロジック
[所有畑]7.5ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2023.4月下旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
ニューウェイブオレンジ!
【ティスティングメモより】

【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓2日目に飲みました。
春めくピンク色。オレンジも混ざっていて優しい色合いです。
注ぐ前から香りふわっと広がります。プラムやすもも。杉にクールミントガム。ほんのりとカキのようなミネラルを感じる香りも。
アタックは甘みが来ます。さくらんぼのようなおだやかな果実です。黒ぶどうを使っているからでしょうか、味わいに奥行きと厚みが感じられて立体的なふくらみがあります。キシッとしたフェノリック(タンニン)があり、アフターにやや苦みを感じます。
そして、エチケットがいい!
日本の某浮世絵師のあの絵の一部?
ワインに酔う前に、波に揺られて酔っちゃいそうです(笑)