2021年は、果実味豊かでリッチな味わいのやや甘口の白ワインです。
香りはパッションフルーツや白桃の果実に加え、はちみつやヴェルヴェーヌ、紅茶などを華やかに感じます。口当たりは柔らかな甘みにキリっとした酸と果実味、みずみずしさが全体を支え、余韻に熟したブドウ由来の旨味とほろ苦さが続いていきます。
ワインの名前の由来は「出る月を待つべし、散る花を追うことなかれ」という江戸時代の中根東里の言葉から名付けました。この清貧の儒学者が佐野にひらいた村塾の壁書にこの言葉があったそうです。(磯田道史著「日本人の叡智」新潮新書) そういえば、“Here Comes The Moon ほら、月が顔を出すよ”という名曲もありました。さあ、お月さまと一緒に、この自然のエレガンスをゆっくりと楽しみましょう。(ワイナリー資料より)
※こちらのワインは背の高いボトルの為ギフトボックスのご用意がありません。ギフトをご希望の場合は簡易ラッピングとなりますのでご了承ください。
■ワイン情報
[ブドウ産地]北海道余市郡余市町
[タイプ]白・やや甘口
[品種]ケルナー99%、シルヴァーナ1%
[アルコール度数]13.5%
[醸造について]
2つの方法で仕込んだ。1つ目はフリーランの果汁のみをステンレスタンクに入れ液温を23℃以下で約1か月、野生酵母で醗酵。2つ目はやさしくプレスした果汁と除梗した葡萄をプラスチックタンクに入れ1か月醸す。アルコール醗酵により十分に成分を抽出した後、プレス。その後、ステンレスタンクにて野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。ステンレスタンクで約6か月熟成。その後、澱引き・ブレンドし、濾過を行った。残糖:21.0g/L
■ワイナリー情報
[創業]1950年代、山の急斜面に葡萄畑を開墾