ルビー色の外観。ラズベリーやクランベリー、ダークチェリーと言った小粒のベリーの香りと言った偉大なブルゴーニュに共通する香りに加え、バラや香水のフローラルな香りが溢れます。
次第に鉄っぽいニュアンスやクミンの様なドライスパイス、コーヒーの様な香ばしさも感じられ、非常に目の詰まった凝縮した香りを楽しめます。 味わいは小粒の凝縮したベリー主体の味わいで、太い骨格の有る美しい酸とミネラルがその存在を際立たせています。
ヤン・ドゥリューらしい個性のあるピノ由来の旨味も感じられ、2014年らしい冷涼なニュアンスもあり、今飲んでも既に十分美味しく飲めます。
しっかりした酸と果実のバランスがお好みの方にオススメのキュヴェです。
ヤン・ドゥリューは、オート・コート・ド・ニュイのエリアでニュイ・サン・ジョルジュとアロース・コルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン造りを行なっています。2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。
ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られるアンリ・フレデリック・ロック氏のドメーヌ・プリューレ・ロックで2008年から栽培を担当しています。彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ・ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。
ヤン・ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。
「ブルゴーニュには、今評価されている区画以外にも誰も挑戦していないが素晴らしい可能性を秘めた土地、テロワールがある。私の人生はそういった土地を発掘し、素晴らしいワインを生み出すことです。」
そんな彼のアンテナにキャッチされたのがオート・コート・ド・ニュイという地域でした。オート・コートという格下に見られがちなこの土地で、徹底的にテロワールの可能性を引き出し、従来の常識を凌駕するワインをファーストヴィンテージから生み出すことに成功したのです。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ブルゴーニュ地方
[タイプ]赤・辛口
[品種]ピノノワール100%(樹齢40~50年)
[土壌]粘土石灰質
[アルコール度数]11.5%
[醸造について]キューヴタンクで発酵、24か月熟成。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・ブルゴーニュ地方オート・コート・ド・ニュイ
[設立年]2010年
[栽培]ビオロジック
[所有畑]3ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。