凝縮した2021年ヴィンテージ。骨格の大きさは感じるものの、飲み心地の良さは相変わらず。
とてもクリーンでフレッシュさを感じる味わいです。
モデナの南、Collina(コッリーナ)と呼ばれる小高い丘が続く地域。カステルヴェートロにヴィットーリオのカンティーナはある。
近代化・大型化が進むランブルスコの現状を憂い、本来のランブルスコ造りを追求。50年以上前の古樹を引き継ぎ、自然環境を優先した農法。樹のバランス感を尊重し、必要最低限の介入。あまりの収穫量の少なさに、周囲からは奇人扱いされてしまうほどです。
醸造についても当然のことながら酵母添加は行わず、温度管理やポンプなどを避け重力を用いるなど、近代的な設備を使用せず、瓶内二次醗酵(再醗酵)、そして最も驚かされるのが、その後オリと共に約24か月もの瓶内熟成を行う。
「DOCの中で本当に旨いランブルスコは造れないよ。」と笑うヴィットーリオ。オリ抜きをせずに造られる彼のランブルスコ、美味しいを通り越して気持ち良ささえ感じる。想像を越えた味わい。(インポーター資料より)
※このワインには王冠が使用されています。
■ワイン情報
[産地]イタリア エミリア・ロマーニャ州
[タイプ]微発泡・白・辛口
[品種]トレッビアーノ モデネーゼ、トレッビアーノ ディ スパーニャ(樹齢16~30年)
[アルコール度数]12%
[醸造について]収穫後ごく短期間のマセレーションを行いながら醗酵。冬の気温によって醗酵が止まり、3~4月の気温の上昇に合わせてボトル詰め、瓶内で醗酵を終える。スボッカトゥーラ(オリ抜き)なし
■ドメーヌ情報
[本拠地]イタリア エミリア・ロマーニャ州
[所有畑]5ha
[栽培方法]有機栽培
[土壌]粘土質、石灰質を含む土壌
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。