うす濁りのクリームイエロー、爽やかな柑橘系フルーツとハーブの香りが広がり、カジュアルにスイスイと飲める微発泡ワインです。
マドリードの南、ケロ村にワイナリーを持ち、地元消費用にワインを造っていたが、2002年にマーケットにおいて独自性を打ち出すため、エセンシア・ルラルという会社を設立。
厳しく乾燥する気候のラ・マンチャだが、灌漑をしないため、40ha以上の畑を持ちながら、生産量100,000本に届かない。エセンシア・ルラルで使うブドウのほとんどは、樹齢100年を超すアイレンとテンプラニーリョでゴブレに仕立てられた平地の畑が地平線まで続く。
栽培・醸造家のフリアン・ルイスは、醸造を開始当初は、マーケットの要望に合わせ、醸造技術で管理されたワイン造りをしていたが、会社の設立と合わせ、自分の感性の向くままにワイン造りを始めた。
通常大量生産に向くとされるアイレンの古樹は、とても凝縮したブドウを少量実らせ、超長期のマセレーションをかけることで、独特の濃厚な味わいを持つ。推し量れない要素も確かにあるが、フリアンのワインはラ・マンチャの自然とワイン文化への最大の賛辞なのだ。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地] スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ州
[タイプ]微発泡・白・辛口
[品種]アイレン100%
[土壌]非常にやせた石灰質の土壌
[アルコール度数]11%
[醸造について]
ティナハもしくはセメントタンクで10日間マセレーション。瓶詰め前に、ステンレスタンクで温度を下げて醗酵を止める。ボトル内で1次醗酵し醗酵終了。
■ドメーヌ情報
[本拠地]スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ州
[生産者]フリアン・ルイス
[所有畑]40ha以上
[栽培方法] ビオロジック
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
※旧ヴィンテージ、過去のコメントです。2020.7月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです。現行ヴィンテージと雰囲気が異なる場合があります。)
瑞々しさとハーブの爽やかさがクセになる、スルスル系うすにごワイン!
【ティスティングメモより】
【好き】 お出汁のような旨味のあるワイン
【苦手】 キシキシするほど強いタンニンを感じるワイン
抜栓後すぐに試飲しました。
グラスに注ぐとしゅわしゅわと泡が立ち上り、ゆっくりとおさまっていきます。飲む前からちょっぴり楽しい気分♪ほんのり濁りのある、若いグリーンがかったペールイエロー。純米吟醸酒のうすにごりを連想させるような見た目です。
フレッシュなメロン、スイカの皮に近い部分、ウリ系果菜の夏らしい香り。
味わいはライム、ディルやミントなどのハーブ、うっすらライチや桃のような優しい果実味も感じます。気泡は中ぶりで柔らかいのでスルスルと飲みやすいです。
ハーブの爽やかさが特徴的なので、白身魚のカルパッチョ、若鶏とズッキーニのグリル、スペインらしくエスカベッシュなんかと一緒に…地中海の風を浴びながら晴れた日のお昼から飲んでいるようなイメージで!ぜひお試しくださいませ。