ワイン名の由来はMarco(マルコ)と、彼の父親Aurelio(アウレーリオ)の名を冠しました。
外観は黒のトーンの強い濃い赤紫。抜栓したてからすぐに立ち上がる強いワイルドな芳香が素晴らしく、食欲を誘います。鉄などの金属、赤身の熟成肉、ミネラルを思わせる香り、炊いた小豆やドライプルーン、シナモン、干し柿。土のニュアンスが特長的。
香りの印象よりはかなり削ぎ落とされ、しっかり発酵しきったドライな味わいで収斂性、酸味、若さのあるタンニンは共に申し分ないです。食中の赤ワインとしても万能。
高品質のランブルスコですが、「ランブルスコ」のイメージを抜きにして味わってほしい1本です。
このランブルスコの本来の美味しさを味わうには、冷やしすぎない方がおすすめです。
クロチッツィアは、長年放棄されていた小さな農園を再生させ約30年前に誕生しました。古くて大きな建物を改築整備し終えたあと、パルマ川に面した自然な台地を約1ヘクタール開墾してブドウを植えることを決めたのです。ブドウ畑は、農園所有地として広がる計 5 ヘクタールの土地の中にあり、森や草原、果樹に囲まれています。栽培品種としては、白はマルヴァズィーア・ディ・カンディアとソーヴィニヨン・ブラン、赤はバルベーラとクロアティーナ、ピノ・ネーロです。
地表に露出する泥灰土を含んだカルシウム土壌(ここにはかつて石灰の採掘場があった)を通じて、ワインには特別なミネラル感と素晴らしいフレッシュさがもたらされます。約50年間この地では耕作も施肥もされていませんでしたが、このことは有機物質面でもミネラル分という面でも、土壌を豊かにするのを助けています。健全でバランスよく、そして他と異なる独自の特長をもつワインを手にするためにカンティーナ(醸造場)でも人為的介入を最小限にとどめて、土壌特性を尊重するよう努めているのです。
2003年より自然そして消費者の健康に配慮した農業アプローチとして、ビオロジック栽培の手法を採ることを選択しました。(インポーター資料より)
※このワインには王冠が使用されています。
■ワイン情報
[産地]イタリア エミリア・ロマーニャ
[タイプ]微発泡・赤・辛口
[品種]ランブルスコ・マエストリ
[アルコール度数]13%
[醸造について]自然酵母、SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]イタリア エミリア・ロマーニャ
[生産者]クロチッツィア
[栽培について]ビオロジック栽培
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。