地元のレストランや個人向けのスフーゾ(量り売り)でしたが、コロナウィルスにより、地元消費
が停止したことから生まれた、気兼ねなく飲めるテーブルワイン。
ワインの名は「Pensiero ペンスィエロ=贈り物、思いやり」、サウロが父から受け継いだこの土地からの贈り物であり、彼らのワイナリーをみんなの想いで支えていきたい!という気持ちで付けさせていただきました。
トスカーナ中部、シエナより内陸に50kmほど、アレッツォ近郊の丘陵の町モンテヴァルキ。クラッシコとは全く異なる 親しみやすさがありながら、深い伝統を持つ地域。
サウロ・ブルザッリは1999年、家族で代々営んできた2.5haのブドウ栽培と醸造を引き継いだ。
彼の父は昔から変わることなくワイン造りを行ってきた農民(Contadino)であり、畑では最低限の銅と硫黄物以外一度も使ったことがない。
サウロは父の守ってきたワイン造りに敬意を表し、自分の生まれたモンテヴァルキのワイン造りを残していくことを決意、2002年、2004年と段階的に植樹を行い、2008年よりボトル詰めを開始。
サウロの考える農法は基本的に不耕起、無肥料による栽培を行う、畑で使用するの は最低限の銅と硫黄物、またビオディナミ式の調剤も一部使用している。植樹したばかりの若木であっても、全く施肥を施さない。樹にとって厳しい環境で成長するほど、樹にとって良い影響を与えると考えている。また、醸造に関しても 妥協のないこだわりが垣間見える。すべてのワインにおいて収穫後、一切除梗せずに長いマセレーションを行ってい る。大型のセメントタンクにて温度管理することなく醗酵、大樽を中心に熟成。
醸造において目指すのは、モンテヴァルキのキャンティをそのまま継承すること。時代錯誤と言われようとも、一切の迷いもない、そして香りのある彼のワイン、素晴らしい信念と誠実さを持った造り手。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]イタリア トスカーナ
[タイプ]赤・辛口
[品種]サンジョヴェーゼ主体(樹齢10~20年前後)
[アルコール度数]14%
[醸造について]収穫後、除梗せず果皮と共に4週間、緩やかに醗酵が進む。圧搾後そのままセメントタンクにて12か月熟成。
■ドメーヌ情報
[本拠地]イタリア トスカーナ モンテヴァルキ
[設立年]2004年
[生産者]サウロ・ブルザッリ
[設立年]1999年
[栽培方法]自然な農法(不耕起、無肥料、最低限の銅と硫黄物、またビオディナミ式の調剤も一部使用)
[畑]5ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
過去のコメントです。2021.6月下旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
コスパ最強ワインは味わいも最強!?
【ティスティングメモより】

【好き】 アルザスワイン、ロゼ泡、フルーティなワイン 、揮発酸
【苦手】 タンニン強めのワイン
抜栓直後に試飲しました。
野苺など野生のベリーの香り。
奥からチャーミングな果実の香りも感じられます。
飲むと最初に繊細なタンニンを感じます。
その後にフランボワーズ、ブラックチェリー、フレッシュなプラムを丸かじりしたような
酸味と果実感が出てきます。
前回はしっとりとした印象を持ちましたが今回はピュアなエキスを感じ、
ワイン全体もいつもより柔らかく、果実のトーンが高くなりましたね!
これからの時期は軽く冷やして楽しむのもありかなと思います。
......バックインボックスだとそれが可能になっちゃいますね(笑)

【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓後すぐに試飲しました。
透明感があって、今が旬のブラックチェリーを思わせる色。
ラズベリーやカシスなどの小さな赤黒系果実、香りのボリュームは控えめでシンプルな印象です。温度が上がるにつれて、干しぶどうの枝やドライプラムのような香りも感じます。
口に含むと爽やかな酸味に果実の凝縮感と細やかなタンニン、すべてのバランスが心地よい。前回のヴィンテージよりも、酸味がイキイキしていて果実感がおとなしめ、上品です!
赤身のお刺身、焼き鳥レバー、ミートボールのトマト煮など赤茶色系の料理と相性◎
手頃な価格なので、気軽に楽しむ常備ワインとしてもオススメです。