香りはいちごジャムやブルーベリーを思わせる果実のニュアンスが中心にありながら、ほんのりとハーブのような爽やかさが重なり、奥行きのある印象を与えます。口に含むと、果実味は非常に豊かで、酸味とのバランスも穏やかです。
過度な主張はなく、むしろ柔らかく、丸みのある飲み心地が全体をやさしく包み込みます 。
このワインは山形県東置賜群高畠町で、約50年間葡萄を栽培し続ける、菅野ご夫妻の育てた赤ワイン品種です。
菅野さんのこだわりは、葡萄に無理を押し付けない事。そしてできるだけ、葉っぱの隅々の光が当たるように、剪定や管理をされています。剪定方法は自然型のX字で、樹冠を崩さないように、そして樹に人間の要求を押し付けないように作業されています。

「葡萄8割人2割」という強い信念のもと醸造!
國津果實酒醸造所は、名張商工会議所をはじめ三重県名張市の沢山の人々に支えられ平成30年3月に設立を致しました。醸造所は名張市の協力のもと廃校となってしまった小学校を醸造施設として改修し利用しています。そして、醸造所のテーマは葡萄農家。
ワイン造りは、冬から早春に行われる葡萄の剪定から始まります。
農家さんが葡萄達と汗をかきながら一緒にワインになる事を目指し様々な壁を乗り越え手を取り合って長いシーズンを歩んでいきます。
そして醸造では、葡萄と農家さんの意見を尊重し畑をしっかり表現できるようなワインになるよう全力でお手伝い。その為、ワインは「葡萄8割人2割」という強い信念のもと醸造を行っています。
(ワイナリー資料より)
※このワインには蝋封が使用されています。
一部キャップの蝋崩れがありますが、中身に問題はございません。ご了承の上お買い求めください。
■ワイン情報
[産地]山形県東置賜群高畠町
[タイプ]赤・辛口
[品種]非公開
[アルコール度数]10%
[醸造について]醸造は全除梗を行い、セミ・マセラシオン・カルボニック、14度のセラーで発酵の自然な立ち上がりを待ったのち、常温管理に切替え。前半はある程度テンポよく進め、後半は時間をかけてゆっくりと進行するよう心がけ、抽出期間も長めに設定。通常であれば一次発酵終了後に澱引きを行い、そのまま二次発酵~熟成に移るのが一般的ですが、今回は二次発酵完了後に改めて丁寧に澱引きを行いました。その後、ステンレスタンクにて24か月間の熟成。
■ワイナリー情報
[所在地]三重県名張市神屋
[設立年]平成30年3月1日
[醸造責任者]中子統雄
※2022年3月下旬に訪問しました。
blogよりご覧いただけます。
※旧ヴィンテージ、過去のコメントです。
2022.11月上旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
サクッと普段の食卓に!
【ティスティングメモより】
【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓後すぐに飲みました。
しとりとしたルビーレッド。
ベリー系果実の香りが華やかに立ち上ります。あんず飴のような甘い香りに、ロースト香が重なり、スッとしたミント香もあります。
爽やかなプルーンを感じ、コーンのようなほのかな甘みもあります。優しい酸味が心地よいです。香りに対して全体的に落ち着いた感じです。
少し時間が経ったところで、酸味が上がってきましたのでじっくりよりもサクッと飲みたいワインです。
日本ワインなので、普段食卓に上るお食事と合わせたいですね。
カツオのたたき、野菜の炊き合わせはいかがでしょうか。