フランケン地方で栽培される上位3品種のバッカス、ミュラー・トゥルガウ、シルヴァーナのブレンドです。2021年はカビ病の脅威にさらされた年でしたが、バッカスを中心に十分な量の葡萄を収穫することができました。前のヴィンテージよりもバッカスとミュラー・トゥルガウがやや多くブレンドされているためハーブ感と果実味が増しています。
やや濁った濃い⻩色の外観。桃を思わせるフルーティーな香り。酸が高めですもものような味わい。ほどよい渋みと酸がシャープな輪郭をあたえバランスの取れた上質な液体です。
「ピュアでジューシー、かつクリーンでエレガント、生命とエナジーが詰まった本物ナチュラルワイン」ツヴァイ・ナトゥーキンダーは、ミヒャエル・フォルカーとメラニー・ドレセのプロジェクトです。
二人は、以前、世界中を旅し、ロンドン、ニューヨークに住み、出版分野で働いていましたが、ナチュラルワインに魅了され、2013年、ドイツのフランケン地方のマイン川近くで1843年から続くミカエルの家族の畑を引き継ぎ、自然でピュアなワイン造りを始めました。
「何も追加せず、何も取り去らず」を哲学に、貝殻石灰岩土壌とコイパーと呼ばれる泥灰土(マルヌ)土壌で、フランケン地方のぶどうを育て、よいバランスの中にもエッジがある美しいワインを造っています。
ミヒャエルはブドウ園のコウモリに特に関心があり、コウモリのラベルはその影響を受けており、ブドウ園におけるコウモリの役割についての研究プロジェクトを後援しています。2018年には、その活動およびコウモリワインとして知られるフレーダーマウスワインが 国連の「生物多様性の10年 - 2011-2020 UNITED NATIONSDECADE ON BIODIVERSITY 」のプロジェクトとして表彰されました。
ドイツのナチュラルワイン黎明期から、優しさと情熱とともに、真摯に土壌づくりから始め、同時にコウモリを中心とした地域の環境保全にも力を入れ、亜硫酸も入れない本物のナチュラルワインを造る彼らは、ブランドブロスなど、その後に出現した本物ナチュラルワインメーカー達に多くのインスピレーションを与えています。
(インポーター資料より)
※少量入荷の為お一人様1本までとさせていただきます。
■ワイン情報
[産地]ドイツ フランケン
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]シルヴァーナ20%、バッカス45%、ミュラー・トゥルガウ35%
[土壌]貝殻・石灰石
[アルコール度数]11%
[醸造について]すべての品種を除梗し、 軽く破砕し、別々に1週間スキンコンタクトし、空気式プレスで搾汁。
ミュラートゥルガウはステンレスタンクで、シルヴァーナとバッカスは古いオーク大樽でそれぞれ10か月熟成。瓶詰め前に1度ラッキングし、ブレンド。無濾過・無清澄、SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[所在地]ドイツ フランケン
[栽培方法]有機栽培
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。