淡いオレンジイエローの外観、マンゴーやマスカットジャム、ライチ、ユリや水仙の香り、ほろ苦いアタックに瑞々しい味わいで、後半にりんごの芯のほろ苦さや酸味が感じられます。
ヴァイングート・ベックはゴルス村にある家族経営のワイナリーです。ブルゲンラント地方の北方、ノイジードラーゼ湖の北岸にあります。伝統的にこのあたりは小さな農家が点在・混在しており全ての農家がワインをつくっています。
元々は色々な農業を兼業していましたベック家でしたが、1975年、マティアス・ベックは父から仕事を引き継いだ時にワイン造りのみにフォーカスさせました。5haから始まり、現在は15haまで畑は広がっております。2001年、娘のユーディトがフランス、イタリア、チリでのワイン研修を終えて帰国したのを機に醸造責任者を彼女に任せます。
2007年に彼女は完全に父からワイン造りの全てを引き継ぎ、ナチュラルである事と独自の個性を持つ事、その両面を彼女は自分のワインに求めており、畑をビオディナミ農法へ転換させていきます。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]オーストリア ブルゲンラント地方ノイジードラーゼ
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]トラミーナー(樹齢22~32年)
[土壌]砂質 砂利 礫岩
[アルコール度数]12%
[醸造について]自生酵母にて除梗後、蓋がないステンレスタンクで8日間醸し、空気圧式圧搾機でプレス、225~500Lの古樽で6か月間発酵・熟成。無濾過・無清澄
■ドメーヌ情報
[本拠地]オーストリア ブルゲンラント地方ノイジードラーゼ
[栽培方法]ビオディナミ農法
[所有畑]15ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2023.4月中旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
食前、食中楽しめる華やかオレンジワイン♪
【ティスティングメモより】
【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓直後と7日後に試飲しました。
濁りぎみの淡めのオレンジ色。
抜栓直後から香りが開いていて、フレッシュなライチや枇杷、杏などの華やかでフルーティーな香りにつつまれます。
口に含むと、みずみずしく爽やかな果実味と、しっかりとした酸味でとても溌溂とした印象です。香りに反して、果実味やアルコールのボリュームが控えめなので、飲みやすく感じました。オレンジワイン特有の渋みや苦みも控えめです。
華やかな香りと酸味が魅力なので、食前、食中、楽しめる♪一家にあるといいなのオレンジワイン。抜栓7日後もクリーンで美味しいので、コスパ最高!
肉団子のあんかけや春巻き、こごみや筍のてんぷらなどと一緒に飲みたいです。また、シーフードとの相性も良さそうです。