オレンジイエローの外観から白桃やレモンシロップの香り、ブドウのエキスに苦味と酸味のバランスの良さ、旨味はまだ控えめですが今後への期待が高まります。
ヴァイングート・ベックはゴルス村にある家族経営のワイナリーです。ブルゲンラント地方の北方、ノイジードラーゼ湖の北岸にあります。伝統的にこのあたりは小さな農家が点在・混在しており全ての農家がワインをつくっています。
元々は色々な農業を兼業していましたベック家でしたが、1975年、マティアス・ベックは父から仕事を引き継いだ時にワイン造りのみにフォーカスさせました。5haから始まり、現在は15haまで畑は広がっております。2001年、娘のユーディトがフランス、イタリア、チリでのワイン研修を終えて帰国したのを機に醸造責任者を彼女に任せます。
2007年に彼女は完全に父からワイン造りの全てを引き継ぎ、ナチュラルである事と独自の個性を持つ事、その両面を彼女は自分のワインに求めており、畑をビオディナミ農法へ転換させていきます。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]オーストリア ブルゲンラント地方ノイジードラーゼ
[タイプ]白・辛口
[品種]ローター、ゲルバートラミナー
[土壌]砂質
[アルコール度数]14%
[醸造について]開放したステンレスタンクで8日間醸し、空気圧搾し、225 ~ 500Lの木樽で自然酵母にて14日間発酵 225Lの木樽で8 か月間熟成 無濾過・無清澄
■ドメーヌ情報
[本拠地]オーストリア ブルゲンラント地方ノイジードラーゼ
[栽培方法]ビオディナミ農法
[所有畑]15ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2019.7月中旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
中華やエスニック料理と合わせたい!我が家に1本家飲み大活躍ワインです。
【ティスティングメモより】
【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓後、翌日に試飲しました。
フレッシュで華やかな香り、白い百合の花やライチを思わせます。
そして、セロリ、ハーブや茎のニュアンス。
イタリアのトレンティーノ・アルト・アディジェ州のゲヴュルツ・トラミネールに似ているなぁと思いました。
果実味、酸味、アルコールのバランス良く14%あるようには感じません。
セロリとイカのオイスター炒め、タイ料理(パッタイ)とご一緒に。