2024年はとても暑い日が長く続き、糖度がとまるとても難しい年になりました。消毒はいつもどうり3回少ない回数で乗り切りました。
自社のシャルドネの畑は重たい機械も入れない、草も選んで刈る、僕が手作業で管理しているトップキュベのとても小さな畑です。体に馴染むピュアなワインを目指しています。
小さい畑なりの面白いアプローチをして少ない本数ですが僕の全てを詰め込んだワインです。
とてもピュアで優しい味わいです。アルコールは低いですが、味わい香り酸が支えています。
ラベルは切り絵作家の直井恵さん赤ずきんルージュでも使った100年前のフランスの絵本を参考にお願いしました。エンボス加工もして切り絵感も出しました、とても気に入ってます。

感覚6割理論4割
村山さんが長野に来たのは今から15年ほど前です。関西出身の村山さんは、ワイン関係のお仕事をされていたこともあり、自らワインを造りたいと思い、一念発起しての移住でした。巨峰を作るぶどう農園で栽培の勉強を、大手ワインメーカーで醸造の勉強をして、2019年に初リリースをいたしました。
村山さんの畑は総面積2haあまりあります。ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングなど赤白品種合わせて10種あまりを栽培していて、そのほかリンゴ(シードルにしています)や野菜も作っています。
ぶどう栽培は硫黄系合剤を芽吹き前にごく少量と適正なボルドー液のみの有機栽培を実践しています。ワインの醸造は自然酵母、無清澄、無濾過、SO2無添加です。介入が不要なうちはこのスタイルでやっていきます。現在は委託醸造ですが、3年後くらいにはワイナリー開設の夢をお持ちです。(生産者の資料より)
■ワイン情報
[産地]長野県東御市
[タイプ]白・辛口
[品種]シャルドネ(自社)
[アルコール度数]9%
[醸造について]ホールバンチでプレスして野生酵母で発酵を進めていきます、古樽で熟成。軽い酸化香がありますが、亜硫酸で消すか悩みましたが、生かして瓶詰めしました。SO2(亜硫酸塩)無添加、ぶどう以外は何も入れていません。
■ワイナリー情報
[所在地]長野県東御市
[栽培]自然農法
[所有畑]2ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
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