自社農園のシュナンブランを原料に、体に染み入る優しい味わいを目指して造りました。
2023年は7月半ばからこの品種の収穫までの降水量が3mmのみという異常な年。そのため普段とは全く違うぶどうでのワイン造りになりました。とは言えみつばちの基本的な醸造は3日間のスキンコンタクトを行いその間に酢酸のニュアンスをまとわせるといういつも通りの方法。
違うのは天然酵母に挑戦していることくらいでしょうか。樽発酵樽熟成の後4月に瓶詰を行いました。多分過去最高においしいです。
トップに感じるのは熟した果実や蜜感、白い小さな花のニュアンス。
口に含むとトロリとして甘やかな液体が舌の上に広がり、その後樽由来のバニラやナッツを感じることができます。後味には苦みと旨みがジワジワ染み入るようです。
樹齢が上がるのと反比例するように収穫量が減少してきていて、以前3樽分造れていたのに最近では2樽造るのがやっとになってきました。大好きな品種なのですが栽培上の問題が多く、畑の拡張には至っていません。
液体の良さを感じていただくため、あまり冷やしすぎずにお飲みください。(生産者コメントより)
■ワイン情報
[産地]新潟県新潟市西蒲区角田浜(自社畑)
[タイプ]白・辛口
[品種]シュナン・ブラン100%
[アルコール度数]13%
[醸造について]3日間スキンコンタクトを行い、天然酵母にて樽発酵樽熟成後、瓶詰。
■ワイナリー情報
[所在地]新潟県新潟市西蒲区角田浜
[設立年]1992年
[栽培・醸造責任者] 掛川史人
[所有畑]自社畑8ha、契約畑約5ha