ブドウが果皮まで完熟し、酸も共存する特異なヴィンテージ。ガスはやや弱めですが、残糖感はなく果実由来の豊かな香りと、パリッとしたタンニンと、切れのある酸味があります。これまでよりもドライに仕上がっております。飲むほどに唾液腺を刺激する、空腹を呼び覚ますロザートです。
レッジョ・エミリアの南にあるカステッララーノの町。当主のマルコ・ベルトーニは2000
年、町から離れた丘陵地に8haの耕作放棄地を手に入れ、ゼロからのブドウ栽培を開始しました。
畑は標高250m、サッスオーロを含むこの当たりは強い粘土質を持ち、年間の降雨量が少なく非常に乾燥しています。効率を考えた近代的な農業を嫌うマルコは、あくまでも手作業を中心とし、ビオディナミ式の農業を 取り入れつつ、自然環境を尊重した循環型の栽培を追求しています。畑では一切の農薬、肥料(堆肥さえも)を使用せず、ボルドー液についても、畑を開始した2001年よりほとんど使っていません。使用されるのはビオディナミ式の調剤を中心に、ハーブの煎じ液とごくわずかな 硫黄物のみです。
醸造においては、少なからず温度の管理はするものの、不必要な酵母添加を行わず、ごく最低限の亜硫酸を使用するにとどめています。
幼い頃に見てきた情景を尊重したワイン造りで、不必要な介入を避け、冬場の寒さを利用してオリ引きするなど、あくまでも地元の手法にこだわります。どのワインも果実をそのまま感じつつ、決して飲み飽きしない気軽さを持っています。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]イタリア エミリア・ロマーニャ
[タイプ]微発泡・ロゼ・辛口
[品種]ランブルスコ グラスパロッサ、サラミーノ主体、スペルゴラ他(樹齢10~15年)
[アルコール度数]12%
[醸造について]黒ブドウは約1晩の浸漬、白ブドウを加えて共に圧搾し醗酵。冷蔵保存していたランブルスコのモスト(果汁)加え、再び醗酵が始まってからボトル詰め。春先の気温上昇を利用して瓶内で醗酵を終える。オリ残したままリリース。
■ドメーヌ情報
[本拠地]イタリア エミリア・ロマーニャ
[生産者]マルコ・ベルトーニ
[農法]有機栽培
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。