通常のセルドンが甘過ぎると感じている人向けに造られたキュヴェ。セックと表記されていますが、通常のセルドンより少々甘味が抑えられた、ほんのりと甘味を感じるワインで、通常のセルドンよりも清々しさが増しています。
NV表記ですが、中身は2022ヴィンテージの葡萄を100%使用しています。
淡いロゼ色の外観。ラズベリー、イチゴと言った赤系果実をそのままギュッと絞った様なフレッシュな果実感に加え、バラの様なフローラルさを感じさせます。ガスは柔らかく、ペティアンの様な軽い発泡で、キレのある酸と共に飽きずに飲み進めることが出来ます。料理はイチゴを使ったデザート、パテやサラミ、チョリソーと言った加工肉との相性が抜群です。あまり冷やし過ぎず、10~12度ほどで飲む事をお勧めします。
スイス国境にも程近いフランス サヴォア地方で、代々続くワイン生産者であるアラン ルナルダ ファッシュ。現在は5代目となるアラン ルナルダ氏、そして6代目となる息子のエリー氏が、数年前からワイン造りを手伝っています。
畑は標高350mを超える急斜面にあり、敢えて雑草を生やすことで表土が流出しないようにさせつつ、地中の水分を蒸散させる工夫をするなど、様々な試みを行っており、2008年来ビオロジック栽培に完全に転換し、一部はビオディナミの手法も取り入れています。
彼らが生産しているワインは、涼しい気候と品種特有の繊細な風味を引き出し、アラン ルナルダをはじめ、この地域の造り手にとって悲願だったアペラシオンに2009年より新たに加わることになりました。
上品な甘さと芳醇な果実味や爽やかな香りは、このような製法から生まれるブドウそのままの「自然の味わい」。最高温度8℃という極めて低い温度での発酵によって、果実の繊細な風味がそのままワインに表現されています。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス サヴォワ
[タイプ]微発泡・ロゼ・やや辛口
[品種]ガメイ66%、プールサール34% (樹齢7年~60年)
[土壌]粘土石灰質
[アルコール度数]10%
[醸造について]先祖代々受け継がれてきた伝統的な手法で造られ、最終的な瓶詰の前に軽い濾過。残糖25g。中身は2022ヴィンテージの葡萄を100%使用。
■ドメーヌ情報
[栽培]ビオロジック、一部はビオデミィナミ
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。