発酵中のワインを瓶詰めし、瓶の中で発酵を継続させることで、酵母が生み出した炭酸ガスがワインに溶け込んだ発泡ワインです。無濾過のためぶどう由来のにごりや澱が残り、それらが格別の風味を醸し出します。
このワインは、上山市近隣の協力農家が造った完熟したデラウェア種100%を使用しています。
山形で栽培の盛んなデラウェア種、しっかり栽培・醸造したものには華やかな香りと奥行きがあります。
亜硫酸を使用しない「サン・スフル」で醸造を行い、アンセストラル法により発泡ワインに仕上げました。
【ご注意】
開栓前はよく冷やし、瓶を振ったり、揺らしたりしないで下さい。瓶内のガス圧が高いので、泡や液体が噴き出します。流しの中などで、王冠部に手を添え、ガスを抜きながら少しづつ開け、収まったら王冠をはずしてください。
無濾過ですので、葡萄由来のにごりや、酒石と呼ばれる結晶の塊がみられます。品質にはなんら問題はございません。ご安心して、お召し上がりください。
■ワイン情報
[産地]山形県上山市
[タイプ]微発泡/白・辛口
[品種]デラウェア100%
[アルコール度数]11.5%
[醸造について]ステンレスタンク、瓶内発酵(アンセストラル法)、無濾過 SO2(亜硫酸塩)無添加
■ワイナリー情報
[創業]1920年
[畑]15ha
[栽培]自然農法栽培(低農薬で化学肥料を使用しない)
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
2024.11月下旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
季節ごとに合わせたいフジキの定番発泡性ワイン!
【ティスティングメモより】【好き】 辛口・甘口問わず、綺麗な酸が感じられるワイン
【苦手】樽の香りやアロマティックな香りが強すぎるワイン
抜栓後2日目に試飲しました。
色調は淡い少しグリーンがかったイエロー。2日目でも泡立ちはわりときめ細かくあり、最初にデラウエアらしい果実の香り、フレッシュライムや日本酒の吟醸香にも似たような雰囲気が感じられます。
口に含むと例年より酸は穏やかなでフルーティさが広がって、2024年という新酒らしさがありますが、ドライになりすぎず、柔らかさもある印象です。
フジキではお馴染みの定番的な発泡性ワインですが、やはり普段の食事にも寄りそってくれそうですね。
通年を通して、気兼ねなく楽しめるとあらためて感じました。
寒くなるこれからの冬の季節でしたら、あったまる野菜と魚貝系の寄せ鍋や鶏肉の水炊きに合わせてみたくなりました。〆の雑炊やうどんまで、あっという間に1本空いてしまいそうですね♪