今回は、畑を売却後もジョルディ・ペレズが最後までストックしていたドメーヌ物のバックヴィンテージを、日本の為にと言ってリリースしてくれたものとなり、最後のリリースとなる貴重なワインです。
キュヴェ名のコマ エティリックスとは飲みすぎて頭が昏睡した状態の意味。
ガスコーニュ地方にこの名前を冠した美食会のようなものがあり、ジョルディもその会のメンバーであることから、このキュヴェ名を付けました。
酸、タンニン、果実の旨味、すべてがバランスよく整っており、まさに美食家の為の赤ワイン。マルサンヌが入る事で程よくなっていますが、シラー由来の十分過ぎるエキス感がこのドメーヌの真骨頂ともいえます。
改めてバニュルスのテロワールの凄みを感じられます。
カゾ・デ・マイヨールを受け継いだジョルディ・ペレズは1983年のトゥールーズ生まれ。奇しくもアラン・カステックスと同じ街の生まれ。ボルドー大学で醸造学を学び、その後約2年間、サンジュリアンのシャトー・ベイシュベルにて働き、続いてさらなる経験と自身の生活の為、マルマニヤック及びラングドックの大手ドメーヌで責任者を努める。この頃からジュルディは有機栽培に関して興味をもっていたが、自然派ワインの存在はまったく知らなかったという。
「最近の自然派に多いキャンディー的なマセラシオン・カルボニック香や酢酸香は嫌いだ」と言う。彼のワイン造りはしっかりとした方向性があり、各キュヴェにはきちんとしたキャラクターが表現されている。
この難しい地で必死にワイン造りに取り組んできジョルディだったが、経済的な困難に立ち向かうことが出来ずに2024年にあの素晴らしい畑を全部売却してしまった。
唯一残ったのは、バニュルス市内にある小さな醸造所。アランの残した最後の証となって、現在はバニュルスの買いブドウを用いてネゴスキュヴェを造ってる。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ルーション バニュルス
[タイプ]赤・辛口
[品種]シラー、マルサンヌ
[アルコール度数]13%
[醸造について]醸造方法はやや複雑で、ジュースを絞ったヴェルメンティーノのマールの上に、徐梗したシラーと全房のシラーを入れ、さらにダイレクトプレスしたマルサンヌのジュースを入れ、ステンレスタンクにて醗酵。発酵途中でステンレスタンクに入れ替える。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ルーション バニュルス
[生産者]ジョルディ・ペレズ
[栽培]ビオロジック
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。



