今回は、畑を売却後もジョルディ・ペレズが最後までストックしていたドメーヌ物のバックヴィンテージを、日本の為にと言ってリリースしてくれたものとなり、最後のリリースとなる貴重なワインです。
2002年に生まれたアランの初孫を祝い造り始めたキュヴェ。
スペイン語で「小さな男の子」という意味で、いわゆるエルニーニョ現象とのダブルミーニングです。
口に含むとスパイシーさを感じますが、飲み口はフレッシュで滑らかな印象のワイン。
力強い果実の凝縮感とスムーズな飲み心地が両立したこのワインは、ピュアさとやんちゃな部分が両立した名前の通りの味わいを感じ取ることが出来ます。
カゾ・デ・マイヨールを受け継いだジョルディ・ペレズは1983年のトゥールーズ生まれ。奇しくもアラン・カステックスと同じ街の生まれ。ボルドー大学で醸造学を学び、その後約2年間、サンジュリアンのシャトー・ベイシュベルにて働き、続いてさらなる経験と自身の生活の為、マルマニヤック及びラングドックの大手ドメーヌで責任者を努める。この頃からジュルディは有機栽培に関して興味をもっていたが、自然派ワインの存在はまったく知らなかったという。
「最近の自然派に多いキャンディー的なマセラシオン・カルボニック香や酢酸香は嫌いだ」と言う。彼のワイン造りはしっかりとした方向性があり、各キュヴェにはきちんとしたキャラクターが表現されている。
この難しい地で必死にワイン造りに取り組んできジョルディだったが、経済的な困難に立ち向かうことが出来ずに2024年にあの素晴らしい畑を全部売却してしまった。
唯一残ったのは、バニュルス市内にある小さな醸造所。アランの残した最後の証となって、現在はバニュルスの買いブドウを用いてネゴスキュヴェを造ってる。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ルーション バニュルス
[タイプ]赤・辛口
[品種]シラー、ムールヴェードル、カリニャン(樹齢20年~100年超えの超古樹)
[土壌]砂の混じった花崗岩
[アルコール度数]13.5%
[醸造について]手摘みで収穫しダイレクトプレスし、マセラシオン。
その後ステンレスタンクで6か月間熟成。
SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ルーション バニュルス
[生産者]ジョルディ・ペレズ
[栽培]ビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。



