全体の75%を若木、25%を古木から成す、仄かにオレンジを帯びた淡い赤色のワイン。
葉付き苺やフランボワーズなどの赤い果実に、バラやポプリ、爽やかなスパイスと軽いスモーキーさが重なる香り。
赤い果実のピュアな果汁のように透明感のあるライトタッチで、瑞々しさとほどよい充実感に、ドライフラワーやスモーキーなニュアンスが落ち着きを添え、スパイスの清涼感が抑揚をもたらします。
若々しく愛らしい果実味と淑やかな雰囲気が共存し、思わずもう一杯と手が伸びる魅力的な仕上がりです。
トリスタン・ランポンのワインは「薄旨」タイプではなく、栽培・醸造の双方でリスクを負って生まれる、凝縮感と力強さを備えたスタイルです。若手生産者の中では、ビュジェのタイユール・クイユールのように、真摯で熱量の高い仕事ぶりがワインにも表れ、ややクレイジーさすら感じるエネルギッシュな魅力があります。
畑は標高520mとボージョレでは稀な高地にあり、その冷涼感に加えて醸造由来の揮発酸が良いバランスを生み、特に2022年ヴィンテージは印象深くおすすめできる味わいです。完売していた2021年ヴィンテージは、冷涼な年にもかかわらず緻密で繊細、妖艶さも感じられる仕上がりで、対照的な2年ながら生産者としての確かな実力がうかがえます。
生産者は2024年時点で30歳。農業学を学び、地元農家で働いた後に自然派ワインへ興味を持ち、Domaine Saint Cyrで4年間修業。2021年に自身のドメーヌを立ち上げ、1.5haから始めて2024年には4.7haまで畑を広げています。(インポーター資料要約)
■ワイン情報
[産地]フランス・ボージョレ
[タイプ]赤・辛口
[品種]ガメイ
[アルコール度数]13%
[醸造について]最初にオー・ザルブルの葡萄を収穫し、全房で5日間マセラシオン。その後若木の葡萄を収穫して、半分を先にマセラシオンしているタンクに投入。残り半分はダイレクトプレスして、ジュースをタンクに加え10日間マセラシオン。コンクリートタンクで13か月間の発酵と熟成。
■ドメーヌ情報
[設立]2021年
[所有畑]4.7ha
[栽培方法]2021年に引き継いで以降、除草剤や殺虫剤、化学肥料はもちろん硫黄と銅以外の農薬散布をすることなく、現在に至るまで一度も耕していない。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。



