やや紫がかった深紅の色合い。ブラックベリーやブルーベリーなどのコンフィチュール、ドライプルーンなどのような凝縮した香りに新鮮な黒系果実も混ざる印象で、それに加え紅茶の茶葉を想わせる香り高さが伺えます。
口当たりは滑かで負担がなく甘い風味は控えめで、香りにあるような若々しい果実とジューシー感が広がりながら、明るいアタックの印象からアフターにかけて紅茶の風味やビターカカオ、仄かに木の皮のような芳ばしさときめの細かいタンニンが僅かに残り、芯のしっかりとした落ち着いた雰囲気が感じられます。
全体を支えるしっかりとした酸が輪郭をつくりキリッとしたスマートな佇まいで、度数15%と高めの表示ながらもアルコール感は全く感じられないどころかむしろ冷涼感さえあり、軽いタッチにすら想わせる程良いミディアムの仕上がりです。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ローヌ地方
[タイプ]赤・辛口
[品種]シラー
[アルコール度数]15%
[醸造について]SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[産地]フランス ローヌ地方
[生産者]大岡 弘武
[栽培方法]ビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2020.11月中旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
メイン料理にはこのワイン!!
【ティスティングメモより】
【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
11月下旬、抜栓当日に試飲しました。
紫がかった濃いガーネット色。
外観から、濃縮感やアルコールの高さがうかがえます。
香りはアメリカンチェリーや黒系果実、カシスリキュール。甘やかな印象を引き締めるように、ユーカリや杉のような清涼感もあります。
ぎゅっと詰また果実味、支えるような酸味とやや控えめなタンニン。滑らかな口当たりで、とてもバランスがいいです。大変コストパフォーマンスの良い、しっかりとした赤ワイン。
スパイシーでゴロっとした黒酢の酢豚や、厚切りの牛タンシチュー。食べ応えのあるメイン料理のときにお役立ちです!