奥様カリンヌ(ニックネームはKA)に捧げるムースというキュヴェ名です。
ピーチネクターのような淡いオレンジピンク色、白桃の芳醇な香り。ほんのりプチプチ感がありクリーミーで洋梨の味わいが拡がるジューシーな味わいで、果実味と酸味のバランスがよく心地良いです。
数年前までビジネス上のパートナー /フロリアン・ルーズと組み、ボージョレで『PUR』というブランドを基本とした活動に従事してきました。それは基本的に畑を持たず、周辺の優れたブドウ栽培家からブドウを買い醸造ネゴシアンに徹するスタイルでした。しかし、彼の心の中で徐々に変化が芽生え出します。
従来のビオの手法に新たなフィロソフィーも取り入れ今一度畑と向き合い始める事ができたシリル。取得した合計わずか1.5haでの畑は、長年ほぼ耕作放棄地となっていました。1930年~40年代に植樹された樹々が多く、非常に珍しいブドウ品種構成で混植となっています。コート・ド・ルイィと同じ鉄を含んだ花崗岩土壌。その地でビオロジックをベースとして、パーマカルチャー、アグレフォレストリーというスタイルも取り入れた栽培が実践されています。
『自然の中だからWildな酵母が沢山いるよ、おかげか発酵が早く進むんだ!』と自然の中での妻と二人での仕事が本当に幸せそうです。2019ヴィンテージは再出発1年目。ここから5年、10年先とどのように成長していくのか。楽しみでなりません。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ボージョレ
[タイプ]微発泡・白・辛口
[品種]ソーヴィニヨンブラン、ソーヴィニヨングリ、ガメイ・ヴィアラ(樹齢3~19年)
[土壌]花崗岩
[内容量]1500ml
[アルコール度数]11.5%
[醸造について]自生酵母にて、木製水平式圧搾機でプレス、10hlのグラスファイバータンクで発酵、糖が残った状態で瓶詰め。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ワイナリー情報
[本拠地]フランス ボージョレ ブルイィ
[設立]2019年
[所有畑]1.5ha
[栽培方法]ビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。