諸々の事情から、今回もDOCの認証を通ったピノグリージョ。非常に完熟しつつも酸とのバランスの良い2020。畑の面積が少ないため、入荷量は他の白よりも少なくなります。
前に進み続けることが当然!と言わんばかりの揺るがない強い意志と、積み重ねてきた経験。1998年よりカンティーナを立ち上げ、リボッラ・ジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
[タイプ]淡赤・辛口
[品種]ピノ・グリージョ100%(樹齢30~40年)
[アルコール度数]14%
[醸造について]除梗して果皮・種子と共に約1か月の醗酵。圧搾後、大樽にて18か月、瓶内にて12か月の熟成。
■ドメーヌ情報
[設立年]1998年
[農法]自然農法
[所有畑]8ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2021.10月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
これからの季節にピッタリのダミアン淡赤ワイン!
【ティスティングメモより】【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓後すぐと、2週間後に試飲しました。
透明感のある、淡くて黒みを帯びたルビー色。
渋みと深みのある赤系ベリー系香り。ドライハイビスカスティ、ドライクランベリー、鮮度の良いサンマの内臓のような、いくらの醤油漬けのような秋をイメージさせる複雑性のある香り。
口に含むと滑らかなアタック、目を閉じると白ワインのような質感とオレンジワインのような緻密なタンニンが口に広がります。アルコールが高いので鼻に抜けるような感じはありますが、心地よいです。
抜栓当日は果実のトーンがはつらつとしていて、アルコールもグンと強く感じましたが、2週間後に試飲したところ丸くなったと思います。
クセになる味わいですよ!
これから夜が長くなるので、チビチビとゆっくりと楽しめる泡淡赤ワインです。