昨年よりリリースされました新しい白。アルタランガの中でも、標高の高いロッカチリエの畑に植えたリースリングとトラミネール。
標高600mにもなるロッカチリエの畑は、ドリアーニに比べ白亜質が多く、大きな塊のチョークが転がり、砂質、シルトの混ざり合った土地。
水はけもよく土地のカロリーが低いため、果実味よりも香りを持ったブドウが収穫できると語るニコレッタ。
まだ今回で樹齢4年という若さですが、酸が美しく繊細さ、エレガントさを十分に感じる素晴らしい味わい。
この年はトラミネールの割合が増えたこともあり、全体の印象としては非常にバランスが取れ始めています。ドリアーニでは感じえなかった線の美しさ、エレガントさ、そして何よりも香りの高さ、複雑さ。コステ ディ リアーヴォロとは、全く違うイメージと表現に驚かされます。
ドリアーニの北側に位置するサン・フェレオーロの畑。大きく分けて標高の高いサン・フェレオーロ(500m)、少し低い位置にあるアウストリ(400-420m)、どちらも400mを越える高地であり、砂質やシルト質の多いドリアーニらしさを持っている。これが「ネッビオーロではなく、ドルチェット」といわれる所以。
また畑はビオディナミの栽培方法を徹底し、農薬や化学肥料はもちろん、銅や硫黄についても極力使用しない栽培を徹底している。
醸造においては、ピエモンテの伝統とも呼べるクラシックかつ、時間を費やした醸造方法を徹底している。徹底したこだわりを持ちながらも、持ち前の好奇心とインスピレーションにより生み出される白やロゼなど、情熱と魅力を持ち合わせる素晴らしい造り手の一人。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]イタリア ピエモンテ
[タイプ]白・辛口
[品種]リースリング75%、トラミネール25%(樹齢4年)
[アルコール度数]13%
[醸造について]リースリングは果皮とともに1週間、野生酵母による醗酵。遅く収穫したトラミネールは直接プレスし、リースリングのタンクに加える。圧搾後そのまま木樽にて12か月熟成。瓶内で24か月以上の熟成。
■ドメーヌ情報
[本拠地]イタリア ピエモンテ州 クネオ-ドリアーニ
[生産者]ニコレッタ
[栽培方法]ビオディナミ農法(銅や硫黄についても極力使用しない栽培)
[所有畑]8ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。