ワイン名の「オー・フィル・ド・リル」は「イル川に沿って」という意味で、アルザス地方の名前の由来ともなった(「ELL SASS」(イル川の川床))イル川の清流が、このワインの清らかでフルーティーな芳香と、美しいミネラルの塩味のイメージにぴったりであることから名付けられました。
「ドメーヌ・マルセル・ダイス」の現当主ジャン・ミッシェル・ダイスの長男で、2007年より同ドメーヌの醸造を担当しているマチュー・ダイスが、伯父(実母クラリス・ミシュレの兄カシアン)の畑を継承して誕生したドメーヌです。
カシアン・ミシュレも1999年からビオロジー栽培を実践していましたが、2012年のマチューの継承と同時にビオディナミに転換し、厳しい収量制限なども含めて「ダイス流」の栽培が開始されました。
醸造を「マルセル・ダイス」の醸造所で行うようになった2013年が事実上のファーストヴィンテージで、新ドメーヌ名「ヴィニョブル・デュ・レヴール(「夢見る者のぶどう畑」)」のラベルにて、2015年に発売が開始されました。
「マルセル・ダイスのワインはテロワールのワインであり、長期熟成型のグラン・ヴァンです。対してヴィニョブル・デュ・レヴールのワインは、より若いうちから楽しまれることをイメージして造っています。また、新ドメーヌでは「自由と革新」をキーワードに、これまでアルザスでは行われていなかった醸造法なども積極的に取り入れていきます。(インポーター資料より)
※ギフトBOXのご用意はございませんので予めご了承ください
■ワイン情報
[産地]フランス・アルザス
[タイプ]白・辛口
[品種]リースリング、ピノ・グリ、ミュスカ、ピノ・ブラン、シルヴァネール、ピノ・オーセロワの混醸(平均樹齢20年)
[土壌]粘土石灰質土壌
[アルコール度数]13%
[醸造について]ステンレスタンクで発酵後、18か月間シュール・リー熟成。
■ドメーヌ情報
[継承年]2012年
[生産者]マチュー・ダイス
[所有畑]6ha
[栽培]ビオディナミ(2013年にすべての畑で「demeter」の認証取得)
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2025.6月中旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)

まるでフルーツバスケット。香りに富んだエレガントワイン♪
【ティスティングメモより】
【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓当日に試飲しました。
洋梨や、フワッとシャインマスカットのような雰囲気に、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系果物の香り。程よく華やかで、バラエティーに富んだフルーツ香の後から、ヨード香を感じます。早く飲みたくなるような魅惑的な印象にワクワクします。
口に含むと、透明感のある充実したエキス感と、程よいアルコールのボリューム、やさしい酸味と全てのバランスが整っている、エレガントな味わいです。
ワインの温度が上がってくると、フルーティーな日本酒のような感じがしました。
ねっとりとした魚介類、イカや甘エビ、ホタテなどをカルパッチョ風にしたり、
また、白身魚や肉を蒸したり素揚げものに、とろみのあるソースをかけた料理に合わせてみたいです。