鮮やかで濃いガーネット色の外観。花壇にいるような花のフローラルな香り。
徐々に野生のラズベリー、ブルーベリー、ダークチェリー等の小粒な果実の香りが膨らみます。
非常に膨らみのあるテクスチュアが感じられる香りで、時間と共にどんどん様々な香りが溢れます。
味わいは果実の凝縮感が感じられながらもエレガントな仕上がりで、暑い年に感じられるジャムの様なニュアンスは感じられません。
程よい果実の膨らみとちょっとしたスパイスやマッシュルームの様なキノコのニュアンスも感じられます。
柔らかくジューシーな仕上がりで、肉付きのある酒質ながら滑らかでスルスルと喉を通るしなやかさを感じられます。
豊かな果実味と程よい酸とミネラルの見事なバランスが素晴らしく、ラピエール家の底力を感じられる1本です。
ランシエ (モルゴン村の隣に位置するコミューン) にあるラピエール家の所有する、花崗岩を主体とする3つの区画から造られています。
通常この区画はレザン ゴーロワの為に使用されていますが、瓶詰されなかった2021年レザン ゴーロワの代わりとしてリリースされましたが、マチュー、カミーユ兄妹が想像以上の出来に納得し、今年もリリースされることになりました。
なお、レザンゴーロワと違い、春に瓶詰めされました。
(インポーター資料より)
※このワインには蝋封が使用されています。ワインオープナーのスクリュー部分を直接差し込み、引き上げるとスムーズに開けられます。
■ワイン情報
[産地]フランス ボージョレ地方モルゴン村
[タイプ]赤・辛口
[品種]ガメイ100%(平均樹齢70年)
[土壌]花崗岩
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]10~21日間のセミマセラシオンカルボニック、約6か月間タンクで熟成。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ボージョレ モルゴン
[収穫]完全な手作業
[栽培方法]1981年からビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2023.10月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
秋の夜長に秋の味覚と!
【ティスティングメモより】
【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓2日後に飲みました。
明るめのパープルレッド。
落ち着いた深みのある香りです。凝縮したラズベリーにカシス。少し木質のニュアンスがハーブのようなスッとした感じにつながっています。
味わいは、少し煮詰めたような感じの果実のエキス感がボディに安定感を与えていて、それでいてきれいな酸味が十分に存在するので全体のバランスがとてもいいですね。軽めできめの細かいタンニンが飲み手に後を引かせる優れたワインです。
いつもいつも安定した味わいを届けて頂けるマルセル・ラピエールには感謝いっぱいです。
秋の味覚きのこのお料理やお魚ならアクアパッツア(トマト多めで)なんかがいいですね。
