ピンクグレープフルーツ、ライチにピーチティーを思わせる粒上のタンニンを内包した果実。
わずかに引き締まるような硬質な風味が全体の輪郭を綺麗に描いています。
野イチゴ、桑の実、洗練された都会の果物よりも自生のそれを思わせるグラデーションのある香り。
口の中で自由演技をするように解放され、収れんと酸を伴い一度引き締まります。
じわり、じわり、余韻で段階的な色彩、夕暮れ時のグラデーションのような果実の情景。
クリュールといえば、クレマン・ダルザスで有名なClement Klur(クレマン・クリュール)を思い浮かべる方も多いでしょう。アルザスで早くからビオディナミ栽培と自然なワイン造りを実践してきた先駆者のひとりです。
2018年頃からドメーヌの規模を縮小し、2019年には大部分のをレオン・ハイツマンへ譲渡。2020年には娘のエリザが残った2ha弱の畑を引き継ぎ、Tack&Glou(タック&グルー)をスタートさせました。
父クレマン氏は、自分たちが信じる栽培と醸造を追求し、これからは量が少なくても、心から良いと思えるワインを共感してくれる人に届けたいと語ります。
長年の経験を生かした無介入の造りながら、腐敗や揮発といったネガティブな要素を感じさせないワインが特徴です。ジュエリーなどの造形作家でもあるエリザが加わり、従来の色分けでは分類できない、印象派絵画のようなパステルカラーのワインを生み出しています。
(インポーター資料要約)
■ワイン情報
[産地]フランス アルザス
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]ゲヴュルツトラミネール、ミュスカ(平均樹齢約60年)
[土壌]Wineck-Schlossberg(ヴィネック・シュロスベルグ)の花崗岩質斜面
[アルコール度数]13.5%
[醸造について]全房50%、空圧式プレスで4時間圧搾、天然酵母で10日間マセラシオン、樽熟成。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス アルザス
[設立年]2020年
[生産者]クレマン・クリュール&エリザ
[栽培方法]オーガニック(Ecocert)、ビオディナミ(Demeter)
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。



