こちらもかつてはピエール プレシューズを構成していた区画のエリアで、表土の部分に小石が多く見られる粘土質の少ない石灰質土壌。
以前の畑の所有者が施した農薬や化学物質の影響の為か、2007年~2012年まで収穫が得られませんでした。しかし、生きた土壌を取り戻すことに努めた結果、2013年にようやく初収穫、2014年からシャン クチュリエールとして生まれ変わることになりました。畑のブドウの平均的な樹齢は30年ほどで、貴腐がついたブドウと通常のブドウが半々となったタイミングで収穫され、自然酵母による発酵を経て古樽にて熟成されます。
澄んだレモンイエローの外観。レモンコンフィや塩のミネラルの香り、黄色い花の蜜やカリンに、
温度が上がると徐々にパイナップルやマンゴーの南国感ある香りを感じます。
味わいは香りにも感じたパイナップルやマンゴーの果実感とリンゴの蜜のような甘味。
レモンやグレープフルーツの様なフレッシュ感のある酸とミネラルの調和が見事です。
若々しさを感じる、現在でも十分にお楽しみいただけますが、更に熟成したタイミングも楽しみなキュヴェです。
冷やしすぎず、大きめのグラスでお楽しみください。
2023年は完璧なヴィンテージ。過去の出来から考えると2010年や2019年に近いクオリティです。素晴らしい熟度と酸、ミネラルのバランスが美しく、今飲んでもそのポテンシャルに感動できるはずです。
サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に、「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ。子供の頃、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父がナチュラルワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11haほどの広さになり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から印象的な味わいのワインを生み出しています。
「本物のプイィ フュメ、サンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。」そう信じた彼は、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずにビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培、粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るために収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを得るために収穫時期を遅らせます。そのため、一部のブドウにボトリティス菌 (貴腐菌) が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール
[タイプ]白・辛口
[品種]ソーヴィニヨン・ブラン(平均樹齢30年)
[アルコール度数]14.5%
[土壌]小石が多く見られる粘土質の少ない石灰質土壌
[醸造について]自然酵母によって発酵させ、貴腐がついたブドウと通常のブドウが半々となったタイミングで収穫され、自然酵母による発酵を経て古樽とステンレスタンクにて熟成。厳密な濾過や清澄は行わず、SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[設立]2007年
[所有畑]11ha
[栽培]ビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。



