テール ドビュというキュヴェ名は、この区画の特別な土壌を表しています。
この畑は近年新しく植樹された区画で、その苗木はこの地方のビオディナミ栽培の指導者的存在であるミシェル オジェの所有していたソーヴィニヨン ブランをセレクション マサル(とある範囲の区画から優良な形質を持っているブドウ樹をいくつか選び、そこから接ぎ木に使う穂木を採取する方法)と呼ばれる手法で選抜されたものを用いています。
澄んだレモンイエローの外観。若干還元していますが、スワリングですぐに解消する程度。
レモンピールや熟したパイナップルの酸と果実の両方を併せ持つ香り。黄色い花の蜜の香りや、ミネラルも少し感じます。
味わいは、ドライパイナップルの果実感に、コクのあるカラメルのような甘さを感じます。
酸がしっかりあり、塩の様なミネラル感もあり、絶妙なバランスで心地よく飲めます。
余韻が長く、冷やしすぎずにじっくり楽しみたいワインです。
サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に、「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ。子供の頃、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父がナチュラルワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11haほどの広さになり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から印象的な味わいのワインを生み出しています。
「本物のプイィ フュメ、サンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。」そう信じた彼は、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずにビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培、粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るために収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを得るために収穫時期を遅らせます。そのため、一部のブドウにボトリティス菌 (貴腐菌) が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール
[タイプ]白・辛口
[品種]ソーヴィニヨン・ブラン
[アルコール度数]14%
[醸造について]発酵が終わらず、60か月と長期間の熟成。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[設立]2007年
[所有畑]11ha
[栽培]ビオロジック
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。



